2×4材とラブリコとHeraculesのギターハンガーを使って壁掛けギターハンガーを作ってみた

ギターをギタースタンドに置いていると、なかなか床面積を占有してしまって邪魔なので、壁掛けにすべくLABRICO(ラブリコ)を使ってギターハンガーを作ってみました。最後に超適当な図を載せておきますのでご参考ください。

ギタースタンド:お手軽・床を占有する・安い
ギター壁掛け :邪魔にならない・壁に穴リスク・オシャンティ

という感じか。ギタースタンドはギターが1台だけならまだ良いのですが、2本・3本と増えていくと複数を置くためのギタースタンドが必要になってきてさらに部屋を圧迫することになってしまいます。

そうなると、夢の壁掛けギターとなるわけですが、壁にかけるには「穴をあける」ことが必要になり、賃貸ユーザには一気に敷居が高くなってしまいます。そこで役に立つのが2×4材を柱に使える有名なラブリコ。完成図はTOP絵の通りですが、壁掛け化を考えてから1か月ぐらいかけて準備いたしましたのでご紹介いたします。

まずは、部屋のどこに設置するかを検討。自室では2か所設置できそうな壁があるのですが、将来的にギターを上下2段に設置できるようにしたかったため、天井が高い側に設置することに。
場所が決まったら採寸しましょう。

採寸した天井までのサイズを元にDesignSpark Mechanical 4.0というソフトで設計図を作ってみました。簡単な構造であっても、設計図はあったほうが絶対に良いです。設計図があると「ここの角とここの部材は棚受け金具が4個で、固定に必要なネジは65mmが何本で、、」てな具合で、必要な部材を思い浮かべることができるようになります。手書きでもいいので、簡単に書いてみましょう。

必要となる部材が決まったらホームセンターへGO。ここで俺がした唯一の失敗は「ほーん、どの木材もまっすぐで綺麗やなぁ(ニッコリ)」と、確認もそこそこに帰宅後、木材が緩く曲がっていることに気づいたこと。1人で買いに行ったのが失敗でした(とはいえ、曲がりがないか台車に乗せてからも上下左右からチェックしたんだけどなぁ)。また、曲がりの他にも、節のあった部分が穴になっていないか、汚れがないか、欠けかないかもじっくり観察して買いましょう。

そして、早くも仮完成図がこちら。ハンガー部分はこちらのHeraculesのものを使っています。ラブリコでギターハンガーを作る場合、縦一本に直接ハンガーを取り付けて作る方法が一般的だったりしますが、俺の場合は「将来的に4本かけれるようにしたい」「できれば小さな棚をつけたい」ということから、写真の方式としました。ラブリコは重いものをぶら下げる場合、壁に沿うように設置するのはNGで、38mmの辺が短いほうを壁に沿わせるのがベターとされていますので、柱2本はその形で。また重要となるギターをぶら下げる部分は、ギターハンガー部が38mm側には到底設置できないので、89mm側に。

固定は左右それぞれに65mmのネジを2本打ち込み、スチール製の棚受けでサポートしています。棚受けはホームセンターでネジ付属のものを120円ぐらいで購入しました。棚受けは若干たわむことで重みを受け止めるようになっていましたので、先に65mmのネジで左右の柱と固定した後に棚受けを取り付けたほうが良いと思います。65mmだけでも十分強度が出ている感じがしましたが、耐荷重10㎏の棚受けを据えることで安心感UP。

ひとまずこちらで完成としようとしましたが、何点か気になったところがあったので作り直すことに。まず、Heraculesのギターハンガーの品質は完璧だったのですが、若干前に飛び出しすぎに思えました。

気にはならないっちゃーならないけど、ちょっと浮いてる感じ。

っつーことで、前向きに設置する予定だった部分を後ろ側にするために前後ひっくり返して作り直すことに。応用が利くのは自作ならではですな。

さっそく取り外して、ギターを仮配置。この仮配置作業は重要ポイントです。ギターハンガーの位置を決める時には必ず行いましょう。ギターハンガー取り付け後にギターがぶつかる&柱に被るなどが起きないようにきっちり位置出し。

マスキングテープで位置決めし、電動ドリルで下穴をあけてハンガー付属のネジで固定。Heraculesのギターハンガーはスライドするうえ、30度回転しますので、電動ドリルの取り付けもスムーズに行えました。

ということで、前後逆にした状態がこちら。うん、やっぱりこっちのほうが浮いている感じも少なくなって落ち着いた感じになりました。また、左右のギターの間隔もよい感じになり柱の内側に収まる感じとなりました。よしよし。

JacksonのDinkyタイプのギターは約4㎝のゆとり。

見づらいですが、EpiphoneのLPは約1.5cmのゆとり。うん、いい感じ。とはいえ柱とギターは被っていないので隙間がゼロになっても特に問題なしなんですが。

棚に小物を置いた状態。うーんよしよし!いい感じに出来上がりました。柱全体もガッチガチに固定されているので倒れる心配も今のところなさそう。床起きだったギターもすっきり片付き&見ても楽しめる状態に。ギターハンガーの上側のスペースをどれだけ確保するかが割と重要かと思いますが、持ち上げても天井に当たらずかといって下過ぎずの良い位置になったかと思います。ラブリコのおかげで壁掛け時計も設置できますし、棚を追加もできますし、夢が広がりますナァー。

ちょっと作るのは面倒だったけど、ギター置き場に困っている方には超オススメ!

-使ったもの-

ラブリコの白。
平安伸銅工業 LABRICO  DIY収納パーツ 2×4アジャスター オフホワイト DXO-1
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グリーンやブラックもあり。元祖といわれるディアウォールもありますが、ネジで固定できるラブリコのほうが安心できる気がします。

Heraculesのギターハンガー
HERCULES GSP39WB PLUS ギターハンガー
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Amazonでは、4つ入りで1,000円のものなども数多く溢れていますが、品質が不安だったので多少金額がかさみますがちゃんとしたメーカーのものを購入。ギターの重みにより自動でハンガー部が閉じますのでいざというときにポロっと落ちることもありません。また、若干上向きになっており安定感向上に一役買っている気がします。

-簡易図-

ギタースタンドを取り付けた2×4材から天井までは265mmあけました。柱と柱の間の2×4材は65mmの半ネジで固定しています。全ネジでは木がくっつかないのでやめましょう。電動ドリルで下穴をあけてからやるとよいですが、65mmの長さのドリル刃がなかったので奥までネジこむのが大変でした。インパクトドライバ欲しいな。

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